就業半年

過日の大雨の日。

朝礼で「電車が止まるかもしれませんので、情報に気を付けて下さい」とのこと。

毎度のことだが「正気か」な職場である。工場内でスマホで災害情報を気にしながら仕事してってか。

以前いた職場では。総務が情報収集していて「〇〇方面の方、△△川が増水してますので帰ってください」とかあった。別の職場では「明日は悪天候が予想されますので休みにします」。

納期が切迫してるもの無いんだし従業員の安全優先してもらえませんかね、と機嫌悪く働いていたら、結局午前中のみで早仕舞いになった。

今夏でサヨナラだと思っていた職場なのだが、今秋まで契約更新しませんかという打診があった。

結構悩んだ。

今にして思えば、悩むようなことではなかった。辞めるのはいつでもできるが、更新はいつ途切れるかわからないのだから、とりあえず更新すればいいんである。

5月中旬以降、ずっと抑うつ状態だったので、全然頭が働かなかった。

うつになると、判断能力がてきめんに落ちる。眠れないし食えない。文字なんて一字も書く気にならない。

「いい年して五月病かよ……」と陰々滅々としていたけど、5/31帰宅中に唐突に「うつ抜け」したので、うつだったんかいと判った。

七割は「正気か」な職場のせいで、二割は気候が悪いせいだと思うけど、久々にえらい目に遭った。

6月1日、バイトが1人消えていた。辞めそうな素振りは見せてなかったが。

半年で4人退職。ブラック企業のペースとは違うけど、ここなら、まぁこんなもんだろと思う。

ブラックな職場では、新入りは逃げて当たり前だと思っている。この職場は「派遣はそういうもの」なのだそうだ。

「そういうもの」、そういう面はあるけどな。ここは、違うんだけどな。職場の比較対象がない、あんたらにはわからないよ。

秋までもつかな。もたないだろうな。いつまでもつか。