就業3ヶ月余

言語化するのも善し悪し。

漠然とした物思いや心境を整理できたり道筋をつけられたり、役立つこともある。

明確にしてみることで、自覚してしまうとか、気付かなかった類のことが立ち現れてしまうこともある訳で。

現職場に就業して3ヶ月余。

コロナ禍時期の反動らしき繁忙期用のバイト。12月初旬に2人めの新入りとして働き始めた。

3人めと5人めは既にいない。今月2人入った。

3ヶ月めを中々書けずにいたのは。この職場を好きになるのは不可能だとわかったから。

50過ぎのおばさんがする仕事じゃない、という重労働が時折回ってくる度「いつか絶対辞めてやる」と思う訳だが、下手するとそれが原因で急に退職せざるを得なくなるのもあり得るのだが、何が「もうやってられない」かというと、効率悪いところ。

就業2ヶ月は「嘘でしょ」だったが、3ヶ月超になると「頭おかしいんじゃないの」だ。

誰の目にも留まらないブログでも特定を避けるのは当然なので具体的には書かないが、「トヨタカイゼン始めて30年くらい経つよね!?」だ。先日、他部署から応援にきた人の悪態は「昭和かよ」だった。

3ヶ月余、働いていると。ふと、この効率の悪さを、当たり前の作業としてしまっていることに気付く。4ヶ月めで、他工場を転々としてきた私がそうだということは、長年働いてきた方々は「頭おかしい」とは思わないのでは、と思う。何とかならないのかと思うことは、あるのかもしれない。

カイゼンに着手する時が来たとしても。それは狂乱の繁忙期終了後だから、多分私は雇い止めでいなくなってる。

自分の仕事なのにひとごとモードで、頭おかしいんじゃないのと陰で思いストレスを溜めつつも、状況を変えるために口ひとつ出さないし指一本動かさない。

非正規なので。

効率悪過ぎ、と憤っていられるのは。カイゼンが行きつくところまで行っちゃってるとか、生産性至上主義でこれ以下はアウトというラインが存在するとか、そういうしんどい職場ではない、ということで。

手際の悪さとか残業の少なさを責められる職場でもないし。

無職が数ヶ月続いたり、他職場で怒鳴られたりしてきたのも忘れて「好きになれない」って。贅沢だし何様、だ。

とはいっても。「頭おかしいんじゃないの」は覆らない。この間なんか仕事自体が途切れた。理由はあるのだろうけど。

効率、というのは。自分がラクをする為だと言われたのは三十代の頃だったか。

ムダを省いて少ない労力で仕事を進めることであって、スピードを上げて作業することではない。

ムダなことをやらされている、余分な労力を使わされている、時間を削られていると思いながら働いているから、頭にくるしストレスを感じる訳だ。

でも。文章にして、ここまで書いてみて気付いたのだが。

そんなことは私の知ったことではなかった。

職場の流儀が昭和だからって、それが何。

そういう職場に入ったのだし、いちいちストレスに感じていたら、こっちがやられてしまう。

効率悪くたって、時給が下がる訳じゃない。ムダだと思うのは私の主観であって職場では必要ということで、真面目に働いてればいいのでは。

何にしても。キレると怒鳴る奴がいる職場は、好きになれるはずがない。

おばさんになれば平然としていられるようになるものだと思っていたが、そうじゃなかった。