昨日は墓参に行っていた。
朝、通勤路途中にある和菓子屋へ、お供用の柏餅を買いに行った。
新緑のケヤキの樹々は美しく、植え込みには白い花が満開の花木があって、初夏の世界が輝いているのだった。毎朝通っていた道なのに、何を見ているのだと思った。
今日は、80代独居の叔父に会いに行っていた。
数ヶ月振りに電車に乗った。駅も電車内も大勢の人がいたのだった。運動部のジャージの学生の群だの、きれいな恰好の女の子達だの、久々に見たのだった。
18時頃に駅を出て、原付で家に向かっていると、月が見えた。
まるい白い月だった。先月から残業もないし、東の職場から西へ帰っていくので、夕日は見ても、満月は見ていなかった。
月も見ていなかったんだと思った。
連休中に、あれもこれもしなきゃと思っていたのだったけど、もうできない。明日は何もしないで休む。