年末年始と1月の3連休で観るつもりだったレンタルDVDの返却日が迫ったので、郵便ポストへ向かう。
10枚以上割引に欲が出て10枚借りたが、8枚しか観られなかった。親戚の揉め事があって時間を取られたし、観る気が失せた。
ポストの祝日収集は午前中1回しかない。10時頃、原付で家を出た。寒い。能登はもっと寒い。
途中、振袖姿の女の子を見かける。あー成人式だと思えば、そういえば行く手に文化会館があったのだった。入り口付近に新成人がわさっといる。多く見積もっても70人くらい。団塊Jr世代から見れば「たったそんだけ?」。その場にいたのが町内の新成人全員ではないとしても。
私が二十歳だった時。町主催の成人式には出なかった。若気の至りとはいえ、当時はひきこもりで愚かで陰気で、あんたホントにバカだったよねとあきれ果てる。
親には振袖は着てみたいと言い出せなかった。自分のバイト代で振袖をレンタルする程の執着はなく、そんなことに金を使えない程、貧乏だった。
その後も着物とは縁のない人生を送っている。晴れ着を着る機会はないだろう。何せ晴れ舞台とは無縁の人生だ。