2023年10月21日 自然公園その9

歩きたい気分になって、久々に自然公園へ行った。

曇りで風が冷たいので、夕方になれば人が少ないだろうと、16時頃、公園に到着。

期待通り、人はまばらだった。コスモスが満開で、遊歩道にはどんぐりがいっぱい落ちていて、枝に渡された蜘蛛の巣のクモはでかかった。萩の花はほとんど残っていなかった。

虫の鳴き声を聞きながら夕暮れの公園を早足で歩いた。空気がおいしいと感じたのも久し振りだった。

林の中を歩きたい、野鳥が見たいという気持ちは消えていなかったけど、暫く足が向かなかった。

遊歩道を横に広がって歩く連中にも、傍若無人なカメラおじさんにも、停めてはいけない場所に車を停めて、警察云々の文言が出るまで園内放送で繰り返し呼び出されてる奴にも、もううんざりだった。

ひとが少ないっていいな、と思いながら灰色の雲と西日の中を歩いた。ジョウビタキを見かけた。もうそんな季節、と思う。池にはカモの群れがいて、夏から続く異常気象下でも、秋は深まりつつあるらしい。

やっぱりたまに歩きに来たいなーと思っていたら、進入禁止の自転車の奴と、すれ違う。明らかに職員用自転車ではなく、職員でもない。

公共の、みんなに開かれた公園だけど、自分の都合優先の人々が集いすぎてないですか? どうかしてるのは狭量すぎる私の方?と思えてくる。

休日に来ると夕方でもろくなことないなーと思いながら帰路につく。夕焼け空に見とれる。

あと10日もすれば無職で、平日の人が少ない時間帯に来られるし、残業続きで平日に夕空を見ない生活も終わりだ。

失業するし次の職のあてもないのに、温泉にでも行きたい気分になってきた。