2023年8月26日 夏の果物

空が秋だ。

朝、青空を見上げると、夏空とどう違うか説明できなくても、色合いが秋だ。

朝からがんがん気温があがり、昼前に山の向こうに巨大雲が立ち上がる。

それでも、盆明けには出勤路のクマゼミの声が減っていた。16時を過ぎると夕暮れの気配。週末には9月が始まるーーというのに、暑い。

午前中に買い物に出た際、今年最初で最後のいちじくを買った。

仏壇があるので、親が果物好きだったので、お供えにりんご1個くらいは欠かさないようにしていた。今春まで。

遠くから来るりんごは値上がり傾向な上に、冷蔵庫から運び出されて冷蔵棚に陳列されるものは、早々に傷む。

甲斐性なし、けち、不信心な娘は、供物の出費を削ったのだった。供花も2日で茎が腐ってしまうので、7月頃から供えなくなった。

お盆の期間は、カットしたすいかを15日に供えた。花は、ダイソーで園芸用スポンジを買い、挿し花にして頑張って管理した。

お供えしたので、すいかは食べられた。7月にはデラウェアも食べた。

でも今年はいちごを食べ損なっているのだった。桃は、高すぎて手が出ない。

仏壇に供えるからという理由なしでは、果物を買う機会はもっと減っているだろう。親の生前とは気候も物価も違う。

でもまぁ1回買っとくかと思って、いちじくを買ったのだった。5個入税抜¥498だった。

供えた後、夜に冷蔵庫でちょっと冷やしてから食べる。実も甘さもぼやけていて、ああーもう旬は終わりだったんだと思う。3個食べて2個は明日にする。

生前の母と、5~6個を2人で一気食いしていたのを思い出す。

梨が出回り始めていた。

幸水を1度くらいは買うかもしれない。

二十世紀は多分手が出せないだろう。